決済代行はプロセッサと呼ばれることもある、クレジットカード決済や電子マネー決済、コンビニ決済など各種サービスを導入できるサービスを提供しています。決済代行には、契約会社のアクワイアラ、カード発行会社のイシュアや国際カードブランドなどがあり、これに決済代行を利用したい事業者と買い物をするエンドユーザーが存在します。ここでは、決済代行の仕組みに登場する契約者のアクワイアラとカード発行会社のイシュアの役割について解説します。アクワイアラは、国際カードブランドと加盟店の取り次ぎを担う代理店のようなもの、国内においては契約者を指します。
加盟店から受け取った売り上げをイシュアに受け渡して、売り上げ代金をイシュアから徴収して加盟店に渡す流れです。アクワイアラは、加盟店が支払うカード手数料の一部が収益になるので加盟店の新規開拓も欠かせません。イシュアは、国際カードブランドと消費者を取り次ぐ役割を持つ会社で、主にクレジットカード審査や発行を行っています。アクワイアラの場合は国際カードブランドと加盟店の取り次ぎを行いますが、イシュアは国際カードブランドと諸費者の間に立つなどの違いがあります。
ただ、日本の中では両者の役割を明確に分けているケースは少なく、大半の会社が両者の業務を兼務するなどの特徴を持っているようです。そのため、決済代行の役割は加盟店との包括契約を結ぶことや加盟店の審査、そしてイシュアに対して代金請求といった3つが主となります。